『介護付き有料老人ホーム』とは

更新日:2021.01.07

一言で「有料老人ホーム」といっても、いろいろな種類があり、初めて施設探しをする方には実際どこがどう違うのか?分からないことが多いかと思います。今回から全5回の連載で、「有料老人ホームの種類」についてご紹介していきます。 大切なご家族の終の棲家ともなり得る第二の自宅を探すわけですから、納得・安心して、その人らしい毎日が送れるような最適な施設を見つけたいですよね。

介護付き有料老人ホーム

第1回目は、「介護付き有料老人ホーム」についてです。
介護付き有料老人ホームは、人員・設備・運営に関する基準をクリアし、都道府県知事から「特定施設入居者生活介護」の事業者指定を受けている施設を指します。2020年5月時点で、仙台市内には32施設の介護付き有料老人ホームがあります。「特養」は地方自治体が運営するのに対し、「介護付き有料老人ホーム」は民間の企業が運営しています。

選べる2つの施設タイプ

24時間介護スタッフが常駐し、身の回りの世話や介助サービスが受けられ、リハビリやレクリエーションなどのイベントも行われます。
要介護1以上の高齢者しか入居できない「介護専用型」と、自立~要支援の方でも入居できる「混合型」があります。混合型であれば、要介護状態と、自立または要支援のご夫婦でも一緒に入居することができます。

介護度による定額制

入居後は、施設のケアマネジャーがケアプランを作成し、施設の介護スタッフから直接介護サービスを受けます。
入居後にかかる費用は、家賃や管理費、水道高熱費、食費の他に介護保険の自己負担額、その他医療費や消耗品費などです。介護サービスをたくさん利用しても、介護度による定額制なので、介護度に変更が無ければ、月額利用料に大きな変動はありません。介護度の高い方でも安心して生活ができる施設です。

この記事は、2021年01月07日に更新されました。
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