【仙台市】地域で支える認知症カフェの役割と活動内容

近年、広まりつつある「認知症カフェ」の存在をご存じでしょうか。
今回はこの認知症カフェに関する情報をお伝えしていきます。

認知症カフェとは?

認知症当事者やその家族などが気軽に参加し、交流をおこなえるようなカフェです。一般的なカフェのように、お茶や軽食を楽しみながら自由に過ごします。
また、利用者は限定していないことが多く、認知症の方と介護者である家族はもちろん、地域の住民や介護・医療に携わる方など、大人から子どもまで誰でも参加できることも特徴です。
まだ認知症の診断を受けておらず、「認知症かも?」と違和感を覚えた方も、もちろん利用できます。
認知症当事者やその家族は、どうしても社会から孤立してしまいがちです。
そのため、認知症カフェは地域住民に認知症について理解を促す目的もあります。
主に家族会、社会福祉法人、自治体、NPO法人によって運営されていることが多いようです。

仙台市の認知症カフェ

仙台市では、認知症に対する理解と地域での支え合いの促進のため、認知症の人やその家族が地域の人や専門職と相互に情報を共有し、お互いを理の解し合う認知症カフェの設置に取り組んでおり、認知症カフェのタイプを3つに分類して紹介しています。

「認知症カフェタイプ」
認知症の人やその家族と、地域の人、専門職が一緒につどい交流し、認知症やくらしの工夫などの情報を得ることで、ともに認知症への理解を深めます。
運営スタッフには、認知症の知識を持つ専門職が入ります。

「家族交流会タイプ」
主に、ご家族を中心としたつどいです。お互いの思いや悩み、経験などを語り合い、認知症やくらしの工夫などの情報を共有する会など、さまざまな会があります。

「ご本人中心のタイプ」
主に、ご本人を中心としたつどいや相談窓口です。

市のHPに各区の開催情報が掲載されています。
認知症カフェ・家族交流会の開催情報|仙台市 (city.sendai.jp)
お住まいの区に関係なく、どの区の会合にも参加できるようになっており、それぞれの会合の詳細については、各運営団体にお問い合わせいただく形となります。
気になる方は、一度体験してみてはいかがでしょうか。同じような境遇の方と出会い、情報交換をすることで不安が解消されるケースもありますから、ぜひ活用してみてくださいね。

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