『住宅型有料老人ホーム』とは

更新日:2021.01.07

連載2回目の今回は、「住宅型有料老人ホーム」についてご説明します。

介護サービスの無い居住施設

住宅型有料老人ホームとは、主に民間企業が運営し、生活支援や見守り、緊急時の対応、レクリエーションなどのサービスが受けられる高齢者向けの居住施設です。2020年5月時点で、仙台市内には51施設の住宅型有料老人ホームがあります。
「介護付き有料老人ホーム」との大きな違いは、「特定施設入居者生活介護」の指定を受けていないため、施設のスタッフは介護サービスを提供することはできず、介護が必要になった場合は入居者自身で地域の通所介護や訪問介護などの外部サービスを自由に利用しながら、ホームで生活をする点です。

入居条件は、自立~軽度の要介護の方です。看護師の配置は義務付けられてないため、医療依存度が高くなると住み続けることが難しくなることもあります。

トータルのコストで比較しよう

入居後にかかる費用は、家賃、管理費、食費の他、医療費や消耗品費です。介護保険料の自己負担額は利用した分に応じて支払うため、必要な時だけサービスを利用したい方には少額で済みますが、将来的に常に介護が必要になると、月額利用料が高くなる傾向があります。

住宅型有料老人ホームは、施設内の設備やレクリエーションが充実しているため、比較的身の回りのことはご自身で出来る方に向いています。施設によって設備や受けられるサービスに特徴があり、施設利用料も様々ですので、ご予算と照らし合わせながら、ご自身の叶えたい生活や趣味が楽しめる施設を見学に行って確かめてみるのがいいですね。

この記事は、2021年01月07日に更新されました。
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