介護保険でどんなサービスが利用できる?【地域密着型サービス編】

介護保険サービスの中の地域密着型サービスとは、認知症患者や高齢者が住み慣れた地域、希望する地域で生活できるようにサポートする仕組みです。

居宅介護サービスとの違いは、住んでいる場所に縛りがあるかないかにあります。
地域密着型サービスを利用するためには、サービス事業者のある市区町村に住民票があることと、要介護認定を受けていることが条件となっているのです。
そのため、同一事業者を指定してアットホームな雰囲気でサービスを受けられる安心感があると言えます。地域住民と交流が持ちやすい場所に立地していたり、施設規模が小さく、利用者のニーズにきめ細かく応えやすいことが特徴です。

✅地域密着型通所介護  要介護 
利用定員が18名以下のデイサービスセンターなどにおいて、入浴、排せつ、食事などの介護、日常生活の世話や機能訓練を日帰りでおこないます。施設の多くで看護師が常駐しており、健康管理や服薬のサポートまで対応できるようになっています。

✅認知症対応型通所介護  要介護  要支援  
利用者定員が12名以下の施設で、認知症の方を対象に、デイサービスセンターやグループホームなどにおいて、入浴、排せつ、食事などの介護、日常生活のお世話や機能訓練を日帰りでおこないます。
介護職員1人あたりの利用人数が少ないため、一般の通所介護よりもより手厚い人員体制となっています。

✅小規模多機能型居宅介護  要介護  要支援 
生活環境などに応じて、サービス拠点への「通い」を中心に、随時「訪問」や「泊まり」の3つのサービスを1つの事業所が提供しており、これらを組み合わせて、入浴、排せつ、食事などの介護、日常生活の世話や機能訓練をおこないます。

✅地域密着型特定施設入居者生活介護  要介護 
入居定員が29名以下である指定を受けた有料老人ホームやケアハウス、サービス付き高齢者向け住宅などにおいて、入居している要介護者に、入浴、排せつ、食事などの介護、日常生活の世話や機能訓練をおこないます。

✅夜間対応型訪問介護  要介護 
午後10時~午前8時までの夜間をサービス提供時間とし、定期的な巡回や利用者からの連絡に応じて随時ホームヘルパーが家庭を訪問して排せつ介助など日常生活の世話をおこないます。

✅認知症対応型共同生活介護  要介護  要支援2 
認知症のため介護を必要とする方々が、少人数で共同生活をする住居(グループホーム)で入浴、排せつ、食事などの介護、日常生活の世話や機能訓練などをおこないます。

✅地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護  要介護 
入所定員が29名以下である地域密着型介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)において、入所している要介護者に、入浴、排せつ、食事などの介護、日常生活の世話や機能訓練をおこないます。

✅定期巡回・随時対応型訪問介護看護  要介護 
定期的な巡回により、ホームヘルパーによる入浴、排せつ、食事などの介護、日常生活の世話、看護師による褥瘡の処置や点滴の管理などをおこなうほか、利用者からの連絡により、対応・訪問など24時間の随時対応をおこないます。

✅看護小規模多機能型居宅介護  要介護 
小規模多機能型居宅介護サービスに加え、必要に応じて看護師がたんの吸引や経管栄養、褥瘡の処置や点滴の管理などをおこないます。

このように、地域密着型サービスではできるだけ住み慣れた地域で生活できるよう、様々な支援を用意しています。次回は、介護保険で受けられる施設サービスについて解説していきます。

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