『グループホーム』とは

更新日:2021.01.07

連載4回目の今回は「グループホーム」についてご説明します。

地域密着型の認知症患者専門施設

グループホームは、認知症の高齢者を対象にした小規模の介護施設で、住み慣れた地域で暮らし続けるための地域密着サービスの1つです。
2020年5月時点で、仙台市内のグループホームは112施設あります。

入居要件は「施設所在地と同じ市区町村に住民票があり、医師により認知症の診断を受けた65歳以上の高齢者で、かつ要支援2または要介護1以上の認定を受けている方」になります。

少人数で安心して過ごせる

入居者はユニットと呼ばれる単位に分かれ、1ユニット5~9名での共同生活を行います。1つの施設は最大2ユニットまでと決められているため、少人数でいつも同じ顔触れのメンバーと生活する環境は、認知症ケアに適しています。
また、スタッフも認知症ケアの専門なので、安心して任せられます。

ただ、グループホームには看護師の配置は義務付けられていないため、医療行為が必要になったり、要介護度が上がると、入居し続けるのが難しくなることもあります。
入居の際には、入居一時金や保証金としての初期費用と、月額費用がかかリます。月額費用の内訳は、家賃などの居住費・食費・光熱費やおむつ代などの生活費の他、介護サービス費になります。介護サービス費は入居者の要介護度によって変わります。

1施設の定員が少ないため、常に満室で空きがない施設が多い現状です。入居をご検討されている際はお早めにご相談頂くことをお勧めします。

この記事は、2021年01月07日に更新されました。
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