『特別養護老人ホーム』とは

2020.06.26

「有料老人ホームの種類」連載最終回の今回は「特別養護老人ホーム」についてご説明いたします。

“特養”と呼ばれる介護保険適用の施設

特別養護老人ホームは、介護保険の適用を受けられる、公的な介護保険施設の1つで、「特養」と呼ばれています。2020年4月時点で、仙台市内の特養は67施設あります。

入居要件は要介護度3以上および65歳以上の高齢者が主となっています。
要介護度5の重度の方でも終身に渡って介護が受けられ、民間の企業が運営する有料老人ホームと比べると、入居一時金がなく低料金で入れるため、非常に人気で待機者がかなりいる施設もあります。

介護スタッフは24時間常駐していますが、看護師配置は24時間体制ではないため、医療依存度の高い方や、感染症を持つ方の入居は難しくなっています。

利用者の費用負担上限が定められている

入居後にかかる費用は、居住費と食費です。どちらも国が定めている「基準費用額」に基づいて算定されています。

有料の老人ホームの場合、ベッドはレンタルしたり個人負担で準備する必要がありますが、特養の場合は備品として用意されています。また、おむつ代や洗濯代も施設の負担になります。

特養の月額利用料は、入居者や世帯の収入・年金額に応じて「利用者負担段階」が4段階で決められており、月々の負担限度額が設定されています。収入や資産が一定水準以下の人は負担限度額を超えた分の居住費と食費を介護保険から支給される「特定入所者介護サービス費」を受けられる場合もあります。

特養では利用する部屋のタイプによって利用料金が異なります。4人一部屋が主流の多床室、従来型個室、2001年以降に新設されたユニット型の個室では金額に大きな差があるので、特養を検討する際は居室タイプの確認が重要になります。

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