ショッピングモールの中にある便利な高齢者住宅|ゴールドエイジ フォーリア

宮城・仙台エリアの介護現場で働く人にスポットを当てたカイゴビト。
今回は仙台市青葉区栗生にあるサービス付き高齢者向け住宅「ゴールドエイジ フォーリア」の館長、そして館内に併設する「デイサービスまなびや栗生館」の管理者を務める本多 清人さんにお話を伺いました。

ゴールドエイジ フォーリアが所在する青葉区栗生は、仙台市中心部から国道48号線を山形方向に向かい、仙台西道路を抜けた愛子バイパスの途中にあります。豊かな自然に囲まれながらも街中まで車で約15分ほどの好立地です。
それでは、本多さんのインタビューをお届けします。

Q1.本多さんの日々の仕事内容を教えてください。

ゴールドエイジは愛知に本社があり、東海・関東甲信越の展開が多い中、ここゴールドエイジ フォーリアは東北唯一の施設です。
エリアマネージャーのような業務にも携わっているので、他施設の館長との意見交換や会議、もちろん本部とのやりとりもあるのでそういったデスクワークをおこなう一方、職員の手が足りない時には入居者の介護や介助に回ることもありますし、入居を希望するご家族やご自身の相談、見学時の窓口としても対応します。
ときには部屋の水道が詰まった、といった入居者の日常的な不便の解消の対応をすることもありますから、一言でいうならば「なんでも屋さん」という立ち位置ですね。

Q2.利用者さんと接する時に特に気を付けていることはありますか?

まずは利用者さんがどういった経緯で私たちの施設に来ているのか、今までの生活歴を重視するようにしています。それは、自分から施設に入りたいと来る人もいれば、いろんな事情によって来る人もいるわけで、その場合かけてほしい言葉もきっと異なりますよね。
利用者さんの思いや特性という部分をひとりひとり尊重したいと思うからこそ、大切にしたいポイントです。

また、立場上、自分の発言が建物全体の発言になってしまったり、自分の態度が施設全体のイメージを決めてしまったりする、ということを念頭に置いて、常に誰かに見聞きされているという意識でいることは強く心がけています。

これは、利用者さんにだけでなく職員に対してもです。
施設長がくだけすぎると、この職場はなんでもいいんだなと思ってしまうし、かといって堅すぎると距離感が生まれてしまうので、塩梅が大事だと思っています。

Q3.施設の入居を決める際に参考にしたいポイントを教えてください。

施設では実際どのような生活を送るのか、介護の体制はどうなっているのかを確認することは重要かなと思います。例えば、私たちの施設はサ高住ですので、基本的に自由な過ごし方ができますが、館内にデイサービスを併設したり、必要な方には訪問介護のサービスを組み込んだりと、24時間対応できる準備は整えています。

また、料金面をしっかり確認しておくことも大切です。すでに他の施設を利用したことがある入居希望者様からの相談でも、最初に聞いていた料金の他に別の費用負担があった、という話はよく耳にします。
お金の話はあれこれ聞きづらいと思うかもしれませんが、実際一番トラブルになりやすい部分でもありますので入居前に確認しておくことが重要です。
わたしたちも、追加料金や目に見えない料金ではなく、分かりやすい一律の料金体系の提示をするよう心がけています。

Q4.貴施設の特徴や魅力を教えてください。

目の前に商業施設がありながら、程よく自然に囲まれているという環境の中にあり、建物の立地が恵まれていることは大きな魅力だと思います。体がお元気で外に出られる方は自由に買い物や散歩に出てリフレッシュされています。
周りには個人病院も多く、耳鼻科、眼科、皮膚科、透析対応病院まであるので、医療面での安心感もありますね。
また、ご夫婦での入居に対応できることも強みだと思います。
特に介護度に違いのあるご夫婦の場合、同じ生活レベルに合わせるとどちらかが我慢をするケースも多いので、介護度が重い方が施設で介護サービスを利用している間に、元気な方は散歩に出たり、ということもできるわけです。それぞれに合った介護を提供できる仕組みを整えています。

施設独自のイベントで言うと、全国のゴールドエイジの他施設をつなぎ、オンライン上でおこなうお楽しみ会も好評です。これはコロナ期間中にイベントを縮小せざるを得なかった際に始めたものですが、好評なので現在も続けています。
内容は、画面上で共通のゲームをやったり、テレビ越しに抽選くじをやったり、というものなのですが、施設ごとに団結してできるのが楽しいです。
一度景品でマグロの刺身が当たったときには皆さんとても大盛り上がりで喜んでくださいました。

Q5.今後の貴施設の展開はどのようにお考えですか?

課題として挙げているのは、もっと「地域に開けた施設にしたい」ということです。ちょうど、近隣の地域包括支援センターと連携して、この栗生地区にお住いの方向けに、健康教室のようなものを開催する予定があります。
これは、コロナ禍で止まっていた計画がようやく動き出したものです。
栗生西地区では、コミュニティで集まることができる場所がなかなかないという実態もあるので、私たちの施設の食堂を有効活用して、地域の方に親しんでもらいたいと思っています。
実際に施設の中を見ていただく機会にもなりますし、より身近に感じてもらえるような、開けた施設になっていきたいですね。

Q6.最後に、今ご家族の介護と直面している方に向けてメッセージをお願いします。 

介護という問題を自分たちだけで抱え込まないでほしい、というのが一番ですね。
まずは地域包括支援センターや行政、どこでもいいので自分の悩みの声を上げてみましょう。きっといろんな選択肢を提示してくれます。
一人で悩んでいるときには気付けなかった視点もあると思います。
自宅で介護を続けるにしても、施設に入居するにしても、頼れるサービスがあると知ることで少し心が軽くなると思います。


ゴールドエイジ フォーリアは、訪問介護、通所介護、居宅介護支援事業所を併設したサービス付き高齢者向け住宅です。要介護の方でも必要なケアを提供できる体制が整っていることで、自立されている方から、要介護5の方まで幅広く生活されています。
現在、施設利用者の平均年齢は88歳、平均介護度は要介護2だそうです。
専門スタッフも24時間体制で常駐しており、安否確認・見守りサービスのほか、緊急時には昼夜問わず対応してくれますので、安心して生活することができます。
施設の周辺は、スーパーを始め、ファミリーレストランやホームセンター、ドラッグストア、本屋、雑貨店に遊興施設まで徒歩圏内にさまざまな店舗がある一方、居室からは里山、蕃山(ばんざん)を望み、のどかな田園風景と合わせて四季折々の移ろいを楽しむことができます。

この日は館内に併設のデイサービスの様子を見学させていただきましたが、皆様いきいきと楽しそうにレクリエーションに参加されていました。

インタビューに応じていただいた本多館長がゴールドエイジ株式会社へ入社したのは2009年。自分の武器となる「資格」を身につけたいと思ったときに、興味を持ったのが介護の仕事だったそうです。
ゼロベースの状態で介護の仕事に転職してから現場で着実に知識と経験を積み、現在は介護支援専門員(ケアマネージャー)、介護福祉士の資格を取得され、ゴールドエイジ フォーリアの館長を務めていらっしゃいます。

館内を見学した際には、利用者さんに優しく声をかけながら挨拶を交わされていました。
「自分の発言や態度が施設全体のイメージにつながる」とおっしゃっていたように、ひとりひとりとしっかり向き合いながら、介護の仕事に対して責任感を持って取り組む様子が印象的でした。
貴重なお話をありがとうございました!

サービス付き高齢者向け住宅
ゴールドエイジフォーリア

運営会社:ゴールドエイジ株式会社

住所:宮城県仙台市青葉区栗生7-11-2

HP:https://goldage.co.jp/

サービス付き高齢者向け住宅
ゴールドエイジフォーリア

運営会社:ゴールドエイジ株式会社

住所:宮城県仙台市青葉区栗生7-11-2

HP:https://goldage.co.jp/

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