老後の楽しみを見つけよう!おすすめの趣味5選

更新日:2024.03.11

あすてる通信ではたびたび、健康寿命を保つために趣味や生きがいを持つことが効果的であるとお伝えしてきました。
実際に、趣味を通じて体を動かしたり、他人とコミュニケーションを楽しむことは身体機能低下を遅らせたり、認知症の予防としても推奨されています。
今回は気軽に始められるおすすめの趣味をいくつかご紹介します。

高齢者の普段の楽しみは?

60歳以上を対象に「普段の楽しみ」を調査した内閣府のアンケートによると、高い値を示しているのがテレビやラジオで、実に6割以上の高齢者が楽しみと認識しています。次いで新聞や雑誌も男女問わずポイントが高くなっています。

この結果からわかることは、人と接することなく発生する楽しみが上位を占めているということです。高齢者がいかに外出をせず、外部との接触機会が減っているかを示す結果ともいえます。
テレビやラジオは座ったまま、寝たままの状態でも楽しむことができるため最も手軽な趣味と言えますが、身体を動かさずに1日の大半を過ごすことにもつながります。
視聴しながら、ストレッチや軽い筋肉トレーニングをおこなうことで運動不足を解消しましょう。
また、テレビやラジオで得た知識は家族や友人に伝えるようにすると、話を整理して言語化することで頭の体操にもなります。

おすすめの趣味

①園芸・ガーデニング
花や野菜が育つことで達成感が得られる他、花の色や香りを楽しむことで癒しの効果があります。
育てた野菜を家族へ配ることができるのも楽しみの一つです。会話が生まれコミュニケーションにつながります。
また、五感を刺激することに加えて、適度な日光浴や運動もでき、身体へのメリットが大きい趣味と言えます。
広い庭がなくても、プランターなどで手軽に楽しめます。

②カラオケ
歌うことで顔の筋肉や、腹筋を使います。
そして、歌詞を覚えること、リズムや音程を合わせることで脳を活性化する作用も期待できます。また、懐かしい曲を歌うと当時の思い出がよみがえり、記憶を刺激することにもつながります。
カラオケ施設へ頻繁に通うことが難しい時節でもあるので、自宅で音楽に合わせて歌ってみることから始めてみましょう。

③編み物・手芸
毛糸と編み棒があれば始められる手軽さが人気です。
手と頭をよく使うことから、認知症の発症を遅らせる可能性があるとする研究結果もあります。
1人でも手軽にできる編み物ですが、仲間を作って作品を披露しあったりするとさらに創作意欲がわき、相乗効果をもたらします。

④散歩やジョギング
軽度の運動は自律神経を整える効果が期待できます。
また、日光を浴びることで「セロトニン」が分泌され、精神が安定したり、幸せを感じやすくなると言われています。
老人性うつを予防する観点からも推奨されています。

⑤読書
一見すると、テレビやラジオと同じように静止の姿勢で楽しむ趣味に見えますが、受動的に楽しむテレビ・ラジオとは異なり、ページをめくり本に書かれた活字を読むことで、様々なことを記憶し、想像し、脳を使っているのです。
読書の習慣がある高齢者は、認知機能が鍛えられ、認知症の発症率が低いというデータも出ています。
近くの図書館や書店へ散歩することで身体の健康にもつながりますよ。

ありのままの自分を大切に

ここまで身体機能・認知機能の維持や外部とのコミュニケーションにつながる趣味の一例をご紹介しましたが、気が向かないものを無理に始める必要はありません。
あくまでも自分が気兼ねなく、長く楽しめる何かを見つけるということが最も重要なポイントです。
なかには人と会うこと自体がストレスだと感じる方もいらっしゃいますから、紹介したものにとらわれず、ぜひご自身に合った趣味や生きがいを見つけて健康寿命を保っていきましょう。

この記事は、2024年03月11日に更新されました。
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